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青豆と天吾 

このGWで、BOOK3を読み終わりました。

青豆と天吾の、愛の物語でした。

それぞれの登場人物が、それぞれの記憶を通して物語は進んでゆきます。
そこは、1984年から少しだけいびつにエネルギーが変化した、
「1Q84年」。
いわゆる、パラレル・ワールドの世界です。

ふたりがお互いを少しずつ手繰り寄せるように、物語は進んでゆきます。
その間に、さまざまな人々が、流れてゆきます。
悲しい人生、切ない物語、質素で美しく生きている人々。
笑顔の裏に傷を負った人生。

時に凶暴に、そして時に優しく。
でもそこにあるのはいつも、「愛」を求めている人間の姿でした。

主人公ふたりが、20年の月日を埋めていき、
やっと繋がれた手は、もう二度と離れることはない、といいな。
というか、この2人なら絶対に離さないのだろうな。
そう思いました。

1Q84 BOOK 31Q84 BOOK 3
(2010/04/16)
村上春樹

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人を愛するということは、強く在ることだ。

読み終わった時に、そんなメッセージを感じました。

村上春樹さんの作品は、暗かったり重苦しいところが好きです。
この物語のなかでも、結構人が亡くなるわけなんです、
ある程度の暴力的な方法でもって、人為的に。

でも、明らかに闇であるその中から、キラッと光る美しさがあったり、
わずかな希望が現実になっていったり、思いがけない奇跡的な展開になったりする。
これぞ、錬金術だなあと感嘆します。
恋愛物語ではありますが暗い話なのに、これだけの多くの読者を惹きつけて、
社会現象まで巻き起こしている。
村上春樹さんは、凄いですよね。

それだけ人間って、暗さとか闇とか傷を抱えていて、
村上さんの作品を読みながら、自分の暗い部分をそっと、
間接的に癒しているのかもしれません。
暗い部分とはもちろん、潜在意識における記憶です。

あと、舞台はパラレル・ワールドである1Q84年だったのに、
徐々にそれがリアル・ワールドになっていく所がすごいなあ、と。
人間の想いが現実を創るということを、物語っていると感じました。

続編があるかは分かりませんが、とても楽しい読書時間になりました。

村上春樹さん、ありがとうございました☆
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