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賢者が教えてくれたこと 

お風呂上がりに髪を乾かしていたら、
インスピレーションが降りてきた。。。
色んな画像が、つながっていく。

・・・高校生のとき、テレビでビートたけしが
「悪いことがあっても、その分いいこともある。
人生は結局、プラスマイナスゼロになるようになってる」
みたいなコメントを言ってた。
「そうなのかあ…いいことだけじゃないんだ、
ふうん、残念」と、感じた。
プラスとマイナス、正と負で、ゼロ。

・・・研修医時代。
内科。
脳腫瘍の末期で四肢の筋力が低下していくなか、毎朝5時に起きて、
筋力をつけるために、ベッドで運動をしている患者さんがいた。
「彼のベッドサイドに行くのは、つらい」
チームの先生たちは言っていた。

「私とは直接関係ないこと。
だって癌の原因は分からないから、誰も悪くない。
彼が彼であることに変わりない。
私はただ傍にいたいし、いれる。
それだけでいい気がする。」

そう、感じていた。
隣にいても、なぜか辛くなかった。
末期のがん患者さんと接する中で、このようなことが続いた。

・・・私は、他の人とどこか感性が違うみたい。
私には、こういう仕事が向いているのかな。
精神腫瘍学に興味をもち、精神科医をはっきりと志す。

すごく、冷たい人間だったのかな。
・・・違う。
私なりに、患者さんの役に立ちたいと思っていた。
ただ、まだ感じられなかっただけ。
私のなかの、どこかのスイッチがオフになっていて、
まだスイッチが眠っていて、麻痺していたんだと思う。

チームの他の先生方は、本当に温かい先生たちで
今でも毎年、年賀状をくれる。
いろんなことを経て、ホ・オポノポノを知って、
勘違いしていたことが、いまやっとわかるんだ。

・・・小児科。
どの科よりも、重かった。
仕事量の問題ではなく、空気が重くて苦しかった。
短期間で、多くの子が亡くなった。
私が研修をまわっていた期間、亡くなる子がとても多くて、
「病棟のお祓いが必要だ」と言う話が出ていた。

生まれた瞬間から、呼吸器がなくては生きていけない子。
3歳で白血病でなくなる子。
子どもの病気を介して、ぎくしゃくする家族。
逆に、団結する家族。
すべてが重く、すべてが美しかった。
子供は、病気に対して諦めるということがないから。
一生懸命、生きようとする。
そしてすべて、私たち医療者と家族に、
全てを委ねている。
そこには、他人を信頼して完全に委ね切っている、
100%生きていきたい、「いのち」がある。

亡くなる前、意識がなくなる寸前の、ほんのわずかな穏やかな時間に
3歳の男の子が、つきっきりだった母親に言った。
 「ママ、去年の写真がみたいよ」、って。
病棟スタッフと御家族と彼で、夜中にみんなで、彼のアルバムを見た。
みんな、涙を流しながら笑顔。
一番穏やかだったのは、彼だった。
3歳なのに、全部わかっていたんだと思う。
そろそろ帰るってことを。

私はひとりになりたくなって、
真っ暗なカンファレンスルームに行った。
メソメソ泣いたら彼に恥ずかしいと思って、空を見上げて泣いたなあ。
それからまたベッドサイドに戻り、とても柔らかな、
ちいさな命をみつめる優しい空気の中に戻りました。

彼は、2歳で白血病になり、3歳でこの世を去った。
最期の時は、賢者のようでした。
魂そのもので、輝いているみたいだった。

抗がん剤で髪の毛は抜け落ち、色素沈着で肌の色は黒ずんでいた。
でも、私の記憶のなかでいま彼は、
優しいおじいさんのような穏やかな表情。

私は小児科を回ったこの時期、強く思う。
「魂は公平だと感覚的に思うけど、一生というスパンの話じゃないんじゃないか」、と。

だってここに、こんなにも不公平な形の「いのち」が存在しているから。
この命と私のいのち、どこが公平っていえるの??
どういう仕組みなわけ?!

あのときの感情は、今思うと怒りだった。
たぶん、不公平すぎるという、怒り。

この時期私たちのチームは、急変に備えて病院に泊まることが多かった。
そんな時、さすがに大変になってきて「帰りたいなあ」と思う。
でも、彼が小さな体で一生懸命生きているベッドサイドにいくと、
そんな風に思った自分が情けなくなって、
ごめんね、ゆるしてね。
確かに、そう思っていました。

このころから、人間の生死や、魂や、霊性などについて
さらに深く考えるようになっていった。

彼が穏やかに息を引き取った朝、「ありがとう」と思いました。
一生懸命いのちを最後まで生き切った彼に、そういう姿を見せてくれて
本当にありがとう、大きな感謝の気持ちでした。
そして、彼に恥じないように生きていきたいと思いました。


・・・もうだいぶ前の体験なのに、当時の風景を思い出すと、
感覚が言語となり、鮮明に蘇ってきます。

彼がくれたあの時間は、とても短かったけれど、
私にとって、すごく大切な経験でした。
いま時空を超えて彼と、つながった気がしました。

彼の生きざまが、今これを読んで下さっているあなたの心に届いたとしたら、
私は、彼とあなたを繋ぐことが出来たのかもしれません。
彼が見せてくれて、私のなかに残してくれたものを
誰かに伝えられるとしたら、とても嬉しいです。

そして彼に伝えたいです。

私はあなたのおかげで、「いのち」について深く勉強することが出来ました。
あなたのいのちを、私もちゃんと繋いでいるんだよ。

本当に本当に、ありがとう、と。


読んでくださって、ありがとうございました。
あなたと私を繋いでくれた全てに、感謝を捧げます

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Comments

繋がりました

はじめまして。
たまたまブログ拝見させていただいたのですが、涙が出ました。
「私は今一瞬一瞬を一生懸命生きてるだろうか?」
そんなこと考えさせられました。

「出来るのに、やりたいのに、時間はたっぷりある感覚になって、やってないことたくさんあるなぁ・・・。」
小さな彼の一生を聞いて、そんな自分を恥ずかしく思いました。
私の中にも彼の命繋がりましたよ。


すごく嬉しいです

みゆさん、はじめまして。

私自身、「あ、つながってる・・・」という感じがしてこう表現したのですが、
みゆさんにもそれが伝わったこと、感動しています。

彼は本当に、賢者でした。
まだ3歳だったし、呼吸器に繋がっている時間がすごく長かったから、
言葉で示してくれたわけではありません。
精一杯全力で生きた命という、存在そのものでした。

小さな彼のように、存在だけでは輝けない今の私は、
せめて静かにクリーニングを続けていこうと思っています。
そしていつか自分が周囲を照らし、
光を放つ存在になれたら嬉しいです。

コメント、とても嬉しかったです。
ありがとうございました。

ぽにょv-22

追伸です


いまみゆさんのブログを拝見しましたら、

みゆさんがとても素敵な笑顔なので感動しちゃいました。

彼もきっと、こんな素敵な女性と出会えて、

今ごろとっても喜んでいると思いますv-238

どんな人も動物も植物も
その存在が誰かに、何かに
影響を与えているんですよね。

自分が一生懸命生きることで、
誰かが元気になったり、
笑顔になれたり、
そんなところから、
周りに幸せが広がるといいなぁ。
なんてことを思っています。

あ、笑顔をおほめ頂きまして、
ありがとうございます(*^_^*)

ほんとうですね

みうさん、ありがとうございます。

本当に仰る通りだと思います。
私は最近、人間も動物も植物も、そこに存在しているだけで
相当の奇跡ではないかと、感じるようになってきました。
自分が自分を一生懸命生きることで、誰かに勇気を与えられる。
それって素晴らしいことだと思います。

私自身も辛い時、「人」の存在に支えられてきました。
そして、どんな形でもいいから、自分が提供する側になりたいという想いから
ブログという自分の場を持ってみました。
そして、みゆさんと出逢えたことに感謝です^^

でもブログは、お互いが見えないのに、独特で直接的な繋がり方をする特殊な場です。
だから2チャンネルとか炎上とかなり得るんでしょうね・・・。

私はここが、誰かの心を灯す、そんな場になれば嬉しいなあと思っています。
素敵な笑顔とコメント、本当にありがとうございました。
私は自由きままに表現していますので、またいつでもいらして下さいね♪

あと、またゆっくりみうさんのブログを拝見させて頂きたいと思います。
NLPに興味があるんですが、全っ然知らなくて。

良い週末を!

 ぽにょv-22

ご丁寧にありがとうございますm(__)m

ぽにょさん、お返事下さってたんですね。ありがとうございます。

ぽにょさんのブログでたくさんの方が勇気付けられてると思います(^^)

NLPに興味をお持ちなんですね。
NLPって、私はどんな人の人生も輝かせられるような素晴らしいプログラムだと思ってます(*^^)

そんでもって、
めちゃくちゃ面白いので、
NLPは趣味のひとつに入ってるぐらいです(*^_^*)

また時々ブログにおじゃましに来ますね。

へえ!

みゆさん。
まずお詫びを。
お名前を、「みうさん」と間違えてしまってごめんなさい。
許して下さい・・。

お返事ありがとうございますv-22
NLP、おもしろいんですか。
人生を輝けせることが出来る・・・ますます興味しんしんです。
私がやりたいことは、結局そういうことなんだって最近思います。

精神科医療でも利用できそうですか?
余裕が出てきたら、学んでみたいです。
良かったらまた、教えて下さいね♪

私はみゆさんのように、読んで頂いているひとりひとりの方々に
見えない形で勇気付けられて
悪戦苦闘しながらもブログを楽しんでいます。

お待ちしていますね、ぜひまた~v-273

はじめまして

すてきなブログに出会えて嬉しくなりコメントします。

こちらの記事は涙がでました。
今ある命の奇跡や感謝を改めて考えさせられました。ご紹介ありがとうございます。

ところで、横浜の講演会に参加されたんですね。私もです!沢山いらっしゃったのでどの方か分かりませんが、あの日以来、ローフードやホ・オポノポノを実践しております^^

elmoh11さん、ようこそ~♪

はじめまして、コメントありがとうございます。

> 今ある命の奇跡や感謝を改めて考えさせられました。

ありがとうございます。
嬉しいです。
彼の命がこうやって、まだお会いしたことのないelmoh11さんに繋がったこと、
本当に素晴らしいことだなあと思います。
この記事がこのブログの今のところ最高傑作なんですよ。
やはり彼は、賢者の魂だった気がしています。

そして、常に常にホオポノポノするということは、「ありがとう、ありがとう」と
感謝の想いを持ち続けることなんだなあと最近気が付かされます。
どうぞぜひ、今のお気持ちを、ずっと携えていって下さい!
彼もすごく喜んでいると思いますe-257

> ところで、横浜の講演会に参加されたんですね。私もです!沢山いらっしゃったのでどの方か分かりませんが、あの日以来、ローフードやホ・オポノポノを実践しております^^

横浜の講演会、本当に素晴らしかったですね。
あの日から、またいろいろなことが動き出しています。
割と意外だったのは、ローフードの方々と、スピリチュアル系の方々が、
お互いの内容を意外と知らなくて、でもそれぞれの方が、
畑中さん、きくちさん森田さんご夫妻、石塚さんを
とても信頼して愛している方々だったこと。

そしてみなさん、先入観がなくて、行動力のある方々であるということ。
素晴らしい~。

とても安心感があって、健康的で、思いやりがあって、清々しい雰囲気でしたよね。
そのあとの懇親会は出られましたか?
みなさん素晴らしく開放的でエネルギッシュでした!

私はあの日以来、ローフードを少しずつ取り入れております。
もともと野菜は好きで、ヨガも好きで、ベジもどきになったこともあるので、
たぶんはまっちゃうかも・・・。

elmoh11さんのブログ、お写真が綺麗で大きくて素敵ですね^^
アースディには行けずに残念だったのですが、
見ているだけで参加している気持ちになれました。
ありがとうございました。

何だか徒然と長くなってしまいました・・・。

またどうぞ、遊びにいらして下さいませ~♪

私も伺いますねv-22


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